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【提案のご依頼前に】YouTubeチャンネル運用の効果とYouTube運用施策に向いている企業 / サービスとは
2025.07.10
#YouTube

こんにちは。アシモト取締役兼プランナーの古屋です。
この記事では、弊社のYouTube運用で得られる効果と、YouTube運用に向いている会社 / サービス / 商品について解説します。
「自社がYouTube活用をすべきなのか」と悩んでいる方の一助となれば嬉しいです。
※前提:本記事は「すでにブランドイメージがある企業が、それをYouTubeで最適に表現する」場合を想定しています。ブランド構築から始めたい場合は、別のアプローチが必要です。
1. YouTubeチャンネルを運用する価値
1. YouTubeチャンネルを運用する価値
施策の目的にもよりますが、弊社ご支援先の企業様には実際に以下のような効果が生まれています。
- NPSスコアや各マーケティングファネルの残存率の向上
※クライアント情報のため公開不可
- 指名検索数の増加
※以下、弊社ご支援先のアクタス様の事例。

Google検索における「アクタス」「ACTUS」の指名検索検索ボリュームが、
YouTube開始時117,600 → 施策開始から3年後143,000 まで増加しています。
- オンライン&店舗への訪問数が増加
- オンライン&店舗でのコンバージョン率が向上
- オンライン&店舗での売上が向上
- 店舗での販売イベントへの来場者数が増加

※詳細はこちらのインタビュー記事をご参照ください。
そして、YouTube上で需要がある質の高い動画は中長期的に再生が積み上がるため、上記の効果が継続します。
この「継続性」がYouTube施策の最大の価値だと弊社は考え、中長期的に再生される動画を制作しています。
2. YouTubeチャンネル運用の目的と施策の時間軸
2. YouTubeチャンネル運用の目的と施策の時間軸
YouTube運用は、施策目的や施策の時間軸に特性があります。
2-1. 施策目的
https://ashimoto.co.jp/column/column-167/
こちらの記事で簡単に触れていますが、
弊社のYouTube施策が提供できる価値は
- 高いエンゲージメントの実現
- 中長期的な再生の積み上げ
の2点です。
では、その結果としてどんな効果が生まれるのか。
高いエンゲージメントによって、
- 好意を伴った認知を形成する
- 認知してもらった方への継続した接触で、興味関心を高める
- 好意度や購入意向度を上げ、比較検討時の購入率を上げる
といった効果が生まれます。
つまり、YouTube運用は各マーケティングファネルでの残存率の向上はできますが、
リスティング広告のようなコンバージョン(購入や来場)に近い”獲得に特化した施策”ではないので、
「〇月までに〇〇億円の売り上げ目標に到達したい」といった目的を施策単体で設定することは難しいです。
2-2. 施策の時間軸
YouTube施策では、中長期的な再生数の最大化を狙うため、6ヶ月〜1年の再生を積み上げていく期間が必要になります。
※弊社では、施策ご提案段階で、3〜4年分の再生数値シミュレーションを提出いたしております。
そのため、
- 爆発的な認知を得たい
- 新商品の発売に合わせて短期プロモーションをしたい
- 半年以内に売上を上げたい
といった1ヶ月〜6ヶ月以内で結果を出すべき施策の場合には、
YouTubeではなく、TV CMやWEB広告(YouTube広告含む)、TikTok / YouTube shorts等の施策を推奨しております。
ここまでをまとめると、YouTube運用の目的と施策の時間軸には以下のような特徴があります。
- 他媒体と比較して高いエンゲージメントを実現可能
- 中長期の再生数を狙うため、効果が出るまでに時間がかかる
- 一方で、再生が積み上がるので一度発生した効果が継続する
3. YouTubeチャンネル運用施策に向いている企業(To C企業)
3. YouTubeチャンネル運用施策に向いている企業(To C企業)
施策が成功する企業には共通点があります。
弊社が企業さまのYouTube運用をご支援してきた中での経験を、箇条書きでご紹介します。
※全要素が必須なわけではありません。成功しやすい運用の傾向としてご覧ください。
- サービス / 商品など何かしらにこだわりがある
語りしろがあるので、情報だけの発信ではなく動画コンテンツに昇華しやすい。
異常なほどのこだわりであればあるほど、コンテンツとしての魅力が上がりやすい。
- 商品数が多い
複数の商品を紹介できるので、再生が伸びた企画を横展開しやすい。
- 会社全体でのプロモーションであること
1商品のプロモーションは複数企画を運用する難易度が高い。
その場合、インフルエンサーを使う施策や広告施策を代わりにご提案しております。
- 社員さん / お客さんが出演できる
商品を作っている人 / 買っている人の生の声を動画にできると、選択できる企画の幅が広がる。
弊社のYouTube運用は人を通して企業の魅力を伝えることが多いです。
- 会社 / 商品 / サービス / 自分の業界を愛している社員さん(取引先の方でも可)がいる
※話す内容は弊社で引き出すので、トーク力は不要
- 会社のリアルを見せることができる
台本を読むのではなく、出演者さんの言葉で語ってもらうことがコンテンツとしての質に直結する。
台本感がないことで、再生の伸びと高いエンゲージメントにもつながることが多い。
※業界によって例外あり。
- 日本全国を商圏としている
YouTubeは日本全国に拡散される媒体なので、全国を商圏としている方がコストパフォーマンスが良くなる。
※特定の地域で視聴されやすい動画を作ることもできます。
その他にも、
- 業界の中で高価格帯である
- 購入までに検討時間がかかる
- 日用品ではなく嗜好品である
- 機能だけでなく情緒的な価値を提供することで購入につながる
- 信頼 / ブランド力 / 好意度を重視している
なども、効果が出しやすい特徴として挙げられます。
上記に複数当てはまる企業 / サービス / 商品は確実にYouTube運用に適していますが、当てはまらなくても運用に向いている場合もございます。
自社がYouTube運用に向いているかにご興味がございましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。
3-1. 補足
BtoB企業のYouTube活用について
BtoB企業は上記に当てはまらないことが多いかと思います。
ですが、会社全体のPR / ブランド力強化等の目的であれば、YouTube運用をすることができます。
例えば
・社長 / 社員さんの1日に密着
・会社の裏側に密着
など、YouTubeで定番となっており、BtoB企業でも取り入れやすく再生が伸びやすい企画が存在します。
弊社のご支援先さまについて
金融機関、保険代理店などの表現への規制が厳しい業界から、ファッション誌のようなクリエイティブさが求められる業界まで幅広くご支援させていただいております。
企業さまが表現したいブランドイメージとYouTubeらしさとのバランスをとった動画制作 / 戦略策定を強みとしております。
いかがでしたでしょうか?
お問い合わせいただいた企業様にお伝えしていることの一部を書きましたが、かなりのボリュームになってしまいました。
ご相談やご質問があれば、お気軽にご連絡ください!