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【施策解説】YouTubeの長編コンテンツ運用で企業の理解者を増やす!

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【施策解説】YouTubeの長編コンテンツ運用で企業の理解者を増やす!

こんにちは。デジタルマーケターの横田です。

 

今回は、企業のマーケティング活動を“一過性”で終わらせず、“中長期的に”ユーザーと関係を構築し続けることにつなげてほしいという想いで、YouTubeの長編コンテンツ運用について解説します。

 

企業のマーケティング活動において、動画活用はすでに当たり前の手法になりつつあります。

しかし、短尺広告や単発のキャンペーン動画に偏っており、「YouTubeの長編コンテンツ運用」に本格的に取り組んでいる企業は、限られています。

 

本記事では、私たちが推奨する「YouTube長編コンテンツの定期配信」と「インフィード広告を掛け合わせた運用」について、そのメリットと成果、そしてなぜ今それに取り組むべきかを解説します。

1. 私たちが定義する「YouTube運用」とは?

  • 月に1本以上の長編コンテンツ(20〜25分程度)を定期配信することが必須の前提

  • 再生獲得の補助的施策として、YouTubeのインフィード広告を活用すること

 

つまり、「単発のプロモーション」ではなく、「中長期的に積み上げる関係性構築型の動画運用」が前提です。

プロモーション動画では表現しきれない、企業の想いや価値観、社員の人柄や熱量など、企業の”奥行き”までを継続的に届けるのが長編コンテンツ運用の魅力です

2. 単発プロモーションと長編コンテンツ運用の決定的な違い

2-1. ”点のコミュニケーション”と“面のコミュニケーション”

プロモーション動画は、商品の特徴やサービスの概要を短時間で伝えることに優れています。しかし、多くの場合、“情報の提示”で終わってしまいます。

一方長編コンテンツは、たとえば20〜25分という尺の中で、企業の姿勢や関わる人の熱量、ユーザーのリアルな悩みや共感を丁寧に伝えることで、「この会社の人の話を聞いてみたい」「相談してみたい」といったより深い感情を喚起できます。

プロモーション動画では、「どんな商品か」はわかっても、「なぜその商品に共感できるのか」までは表現しません。

よって、プロモーション動画は“点のコミュニケーション”、 長編コンテンツ運用は“面のコミュニケーション”と捉えることができます。

2-2. イメージ形成と理解促進

上記を施策目的とセットで整理すると、

  • 企業の「イメージ」を記憶に残したい:プロモーション動画をユーザーに繰り返し見せる
  • 企業に対する「理解」を作りたい:長編コンテンツを長時間視聴してもらう

3. なぜ今、YouTube運用を行うべきなのか?

3-1. ユーザーの日常に“文脈のある接触”を生み出せる

  • YouTubeは、生活の中のスキマ時間に自ら選んで視聴されるメディア

  • そこに「継続的に出会えるコンテンツ」があることで、企業とユーザーの関係は“点”から“線”へと深化します

  • さらに複数の企画が走り出すことで、“線”がいくつもつみ重なり“線”から“面”へとさらに深化します

 

シリーズ型・定期更新型のコンテンツで伝えていくことで、ユーザーの理解・納得・共感を積み上げていきます。

3-2. 長編コンテンツだからこそ得られる「理解と共感」

  • 商品やサービスの背景・世界観を、20分前後の尺でじっくり伝えることができる

  • 生活者にとって“自分ごと”になるリアリティを描きやすく、ブランドの深い価値を現場にいるような生感と共に伝えられる

 

実際に、長編コンテンツが「その会社に直接相談したい」「話をもっと聞きたい」といったアクションにつながった事例も多くあります。

3-3. インフィード広告による“出会い”の最大化

  • YouTubeのホームや検索結果に動画を表示させられる「インフィード広告」を活用

  • オーガニックではリーチしきれないユーザーに長編コンテンツを表示

  • 視聴者の興味・関心に合わせて届けられるため、クリックされた動画の再生完了率が高く、熱量の高いユーザーに届く

  • 継続配信していくことで、オーガニック再生も増加し、“資産としての動画再生”が積み上がっていきます

 

インフィード広告は、ユーザーの画面上にサムネイルが表示されるため、興味があるユーザーがサムネイルをクリックして初めて視聴が開始します。

よって、興味がないユーザーに無理やり動画を視聴させるのではなく、限りなくオーガニックに近い形で自発的な動画の視聴に繋がります。

4. 「長尺は見られないのでは?」

実際はその逆です。 ユーザーが自ら選んで視聴するYouTubeでは、興味関心に合えば20分以上の動画でも高い視聴維持率を得られます。

もちろんただ動画を作っても長時間視聴してもらえる動画にはなりません。制作サイドのブランド理解、企画の考案、動画の構成、演者とのコミュニケーション、編集によるテロップの活用など・・・、プロフェッショナルな技術に加え、企業や演者の熱量があってこそ、視聴維持率が高い動画が完成します。

長尺だからこそ得られる熱量や没入感のある動画は、企業にとって唯一無二の資産になりますので、制作パートナーを選定した上で、ぜひチャレンジしていただきたいと考えます。

5. こんな企業にこそおすすめしたい

  • Web広告やSNSでは伝えきれない「空気感」「哲学」までユーザーに届けたい企業

  • 短期ではなく、中長期の成果を前提としたブランド構築をしたい企業

  • ストーリー性のある商品やサービス、人材を活かしたい企業

  • 継続的に運用できる体制がある企業

 

まだまだ自社には世の中に伝わっていない魅力がある!その魅力を伝えたい!

という想いがあるご担当者の方、ぜひYouTube運用に一歩踏み出してみましょう。

6. おわりに

もし、企業の広報・マーケティング活動が「伝わらない」「反応が薄い」と感じているのであれば、 それは「時間」と「文脈」が足りていないのかもしれません。認知獲得やイメージ形成の”点”の施策に偏っていませんか?

 

YouTube運用は中長期での取り組みを前提とするため、短期的に効果を出すことは難しいですが、月間のKPIを立て着実に追っていくことが可能で

す。

またインフィード広告の活用でリーチ数をコントロールすることが可能ですので、時間軸に沿って具体的な数値目標を立てることができます。

 

ぜひ我々と共に貴社のストーリーを長編コンテンツで届け、ファンを増やしませんか!